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博多→神戸→札幌の単身生活を写真で綴る底なしバカ日記


by nickel50coin

衝撃!ESWL体験。

3月半ばに見つかった「腎結石」を『体外衝撃波破砕術(ESWL)』で取り除くため「1日入院」してきました。
薬で小さくなるかと期待していたが2ヶ月あまりの観察期を経てさらに大きくなっていることが先月半ばに判明。
ドクターの勧めもあって予約を入れてとうとう前日となった。
改めて術前の注意やパンフレットを読むとESWL以外には「経尿道的尿管結石除去術」や「経皮的尿路結石結石除去術」、「開腹手術」が挿絵入りで記載されている。あ~怖。
ESWLが現在の方法では最も侵襲が少ないのはわかるが破砕・分断された石が尿管を通過するときの痛みの心配が頭をよぎる。
数日前まで好奇心が優先してたのに・・・

さて、当日は受付を通らずに日帰り入院の部屋へ直行。
再度、直前のオリエンテーションを看護師さんから受け、レントゲンを撮る。
写真に写った楕円形の陰の位置は先週と比べて変化がない。
私は今日2番目の患者らしく、時間待ちの間に血管を確保する。
衝撃!ESWL体験。_b0058610_231435100.jpg

一応、カメラは持ってきたものの施行する部屋まで持っていくことは出来ずに部屋の簡易金庫に入れる。
衝撃!ESWL体験。_b0058610_2315311.jpg

残念ながら写真はここまで。
この後はそんな余裕もなかったのれす。



パンフレットによるとESWLも進化してきており、「水槽」に入って行うタイプのものから「ドライタイプ」に変わってきている。
ここの機械もドライタイプの中では第2世代と記載されている。
機械のベッドに横たわりレントゲンで石の位置に機械の的を当て身体が動かないようベルトで固定。
「痛かったら言ってくださいね。鎮痛剤を使いますから。痛みには強いほう?」と看護師さん。
「メチャ痛がりですから」なんて冗談をかわしながらもちょっと不安。顔は引きつってたかも。
部屋の灯りを消して暗くして始まった。
パンパンパンと小気味いい音が続く。
皮膚は針でチクチク突かれるような痛みがあるがそれほどでもない。
衝撃波の強さは5段階あるそうで、やはり強い方が石は割りやすいそうだ。
続けて施行されてるうちに指で弾かれているような感触になってくる。
1発1発は痛くなくてもこれだけ連続すると痛くなってくる。
他に痛みがあった場所(下腹部痛)に響くのかそちらが痛くなってくる。
「痛いわ、こりゃ。」顔をゆがめて我慢する。
小休止の際、看護師さんが「痛い?」と聞いてくる。
「まだ、大丈夫」と答える。
「鎮痛剤入れましょうか?」
「入れないほうがいいんでしょ?」と聞きながらどうやって入れるんやろ。飲み薬?座薬?なんて考える。
一度、断って再開するも苦痛でたまらなくなってきたところで再度、小休止。
「痛いんでしょ。気分悪くなるといけないから鎮痛剤いれますね。」
「お願いします。」結局入れてもらった。点滴だった。
ポタポタ落ちるのを見ながら再び施行。さっきよりなんとなく痛みはマシのような気がする。
痛み止めの点滴が全部入ったと思うまもなくドクターがレントゲンで石が見えなくなったのでこれで終わりにしますとの天の声。
これなら最初から入れてもらえばよかった?
時間も短くてなにより。
前の人はすごく痛がってたらしい。石の場所にもよるし、痛みに対する個人差もあるらしい。
前の人が乗った車椅子は僕には用意されておらず、エレベータで自力で部屋まで帰る。ありゃ、よっぽど痛かったんやろな。
術後の検査やらオシッコの様子を見るため、ベッドで待機。テレビを見たり、本を読んだり、眠ったり。
最初のオシッコにはびっくりした。真っ赤。完全に血尿。
器にオシッコを取って石が出ているか濾して確認。
お茶を飲んで昼食をとって再度、レントゲンと超音波検査、ドクターの診察があるまで続けてベッドで待機。
ようやく、夕方近くなって診察を受けてオシッコの赤色が薄くなってきたのが5時頃でした。
無事「1日入院」終了。タクシーで帰宅。
完全に破砕されていれば終了だが来月の検査で再確認する。
好奇心はあったものの写真を撮るどころかそんな余裕のなかったESWL体験でした。
衝撃!ESWL体験。_b0058610_23563694.jpg

by nickel50coin | 2006-07-03 22:55 | nick日記